左：織物拡大　上：色鮮やかな絹糸

世界にひとつだけの富士山

弊社のコンサルティングルームでは、鈴木商会様にお願いをして丹精込めて作り上げていただいた、“付加価値の象徴”ともいえる『金襴の富士山』が訪問客をお迎えしています。
富士山は日本人なら誰しも知っている有名な山ですが、この『金襴の富士山』は、 デザインからすべてオーダー…という正に世界にひとつだけの富士山です。
ご来社いただいたお客様と夢のある未来を描けるような相談スペースを…という想いで立ち上げた場所でしたので、他には無い素敵な絵を飾りたい！お客様に少しでも喜んでもらえるような環境にしたい！そう思い、初めは様々な画廊に足を運んでみましたが、絵画というのは選ぶのがとても難しくまた金額も様々とあって、本当に満足できるものを探すにはどうしたら良いのだろう、と頭を抱えていたところに、たまたま縁あって鈴木様にお会いすることができ、「お好きな写真を織物にして、まるで絵画のように飾ることができますよ」と言ってくださいました。その瞬間これだっ！と思いお願いすることを決めました。
鈴木様は、その上品な人柄に加えこれまでの豊富な経験から常にアドバイスが的確で、細かな注文にも快く対応してくださいましたので、出来上がりまでの約半年間という時間もあっという間に感じました。
今ではすっかりわが社のシンボルとなり、「金襴の富士山をひと目見たい」とご来社くださる方も増えています。
織物ならではの浮き出てくるような質感と輝きを放つ金糸で、見た人を幸せな気持ちにする何とも不思議な富士山と、素晴らしいコンサルティングをしてくださった鈴木様との出会いに心から感謝しています。本当にありがとうございました。

■店舗より
　過分なお言葉をいただき、有難うございます。吉澤様との打合せを通し、吉澤様の仕事への思い、会社としての取り組み、また、根底に流れる人生観などを伺い知ることが出来、なんとかその想いをご依頼のあった『富士山』というモチーフの中に具現化することが出来ないかと、思いました。
　そして、絵葉書や切手のような、ただ美しい『富士山』ではなく、キラキラと輝く『富士山』でありながらも、斜面は土で覆われ、大地に根を張ったような重厚感のある『富士山』、何度でも訪れる人々を魅了する『富士山』、吉澤様のご要望でもある、そんな『富士山』をイメージさせていただきました。
　図案・構成の確認、紋紙の製作、配色の確認、色糸の濃淡や縦糸と横糸の掛け方による色の出方の違いもある為、その都度ご相談させていただき、また、織りの段階でも、社内での織っては確認、織っては確認を繰り返し、思い描いた『富士山』を完成することが出来ました。
　どんな絵画にも、それぞれのストーリーがあります。 吉澤様の『富士山』には、吉澤様だけのストーリーがあります。
当社もそのお手伝いが出来ましたこと、心より有難く感謝申しあげます。 絹織物独特のやわらかな風合いと気品さをいつまでもお楽しみいただければ、幸いに存じます。 そして、吉澤様の事業が、富士山の裾野のように、どこまでも広がっていきますこと、心より祈念申し上げます。